（貴金属市場）
１４日の金標準は、急反発。金標準の中心限月４月限は前日比６７円高の１万１７７６円。
夜間立会の金標準４月限は、ＮＹ金の上昇によって１万１７６９円まで上昇したが、その後はＮＹ金が急反落すると金標準は１万１６０１円まで崩れた。しかし、夜間立会の安値をつけてからは、ＮＹ金の下げ一服と為替の円安基調によって金標準は１万１６７０円まで下げ幅を縮小した。ＮＹ金の８月限は、インフレの鈍化傾向を示す内容となった米国の５月生産者物価指数（ＰＰＩ）の発表後に２３４．２ドルまで上昇した後、為替のドル高・ユーロ安基調によって２３１０．９ドルまで急反落した。
日中立会は、ＮＹ金が前日の安値からの戻り基調を継続すると、金標準は下値水準を切り上げた。その後、日銀の金融政策決定会合後に為替の円安基調が一段と進み、金標準は１万１７７６円まで上昇した。
日中のＮＹ金は一時２３２６．５ドルまで反発して、前日の安値から１５ドル以上の戻りとなっている。ただ、為替はドル高・ユーロ安基調を継続して、米長期金利は上昇していることから、再びＮＹ金の下落が警戒される。金標準は、日中に為替の円安基調によって１万１７７０円台まで反発している。引き続き、為替の円安基調は金標準の支援材料になると見たいが、ＮＹ金の下振れが警戒されることから、突然の値崩れに注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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