フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

【海外商品市況】米国の利下げ観測の後退によって、週末のNY金・NY白金は急落

  • 2024/06/08
  • 田澤

(NY貴金属)
7日のNY金は急落。NY金の期近8月限は、前日比65.9ドル安の2325.0ドル。NY白金の期近7月限は、同40.5ドル安の971.1ドル。NY銀の期近7月限は、同192.7セント安の2944.0セント。
週末のNY金は、米国の利下げ観測の後退が圧迫要因となり2304ドル台まで崩れた。NY金の8月限は、序盤に2406.7ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、この日発表される米国の雇用統計を控えた持ち高調整の動きよってNY金は売られる展開となった。その後、米雇用統計の発表を受けて、NY金は売り圧力が強まり2304.2ドルまで急落した。注目された5月の米雇用統計は、非農業部門の就業者数が27万2000人増と市場予想の18万5000人増を大幅に上回った。この堅調な労働市場を示す内容となった米雇用統計の発表を受けて、市場では米利下げ観測が後退すると、米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安基調に進み、NY金は売られた。
NY白金もNY金と同様に急落した。NY白金の7月限は、序盤に1016.5ドルまで上昇した後、米雇用統計の発表を控えた持ち高調整の売りによって上値水準を切り下げる展開となった。その後、米雇用統計の発表を受けて、為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、NY白金は967.7ドルまで崩れた。

NY金8月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
7日のWTI原油は小幅反落。WTI原油の期近7月限は前日比0.02ドル安の75.53ドル、北海ブレント原油の期近8月限は同0.25ドル安の79.62ドル。RBOBガソリンの7月限は同1.39セント安の238.26セント、NYヒーティングオイルの期近7月限は同0.59セント安の235.17セント。
週末のWTI原油は、売り買い交錯する中、清算値ベースで小幅反落した。WTI原油の7月限は、米国の利下げ観測が支援材料となり76.10ドル台まで上昇した。しかし、その後は堅調な労働市場を示す結果となった5月の米雇用統計の発表を受け、米利下げ観測が後退するとWTI原油は75.40ドルまで売られた。ただ、下振れ局面では産油国の減産方針の継続が下支えとなり、WTI原油は上昇基調に戻ると76.25ドルまで上昇した。高値をつけてからは、売り買い交錯する展開の中、引けにかけて為替のドル高基調による割高感によってWTI原油は75.21ドルまで下落した。

WTI原油期近7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
7日のシカゴコーンは、反落。シカゴコーンの期近7月限は、前日比3.25セント安の448.75セント。
週末のシカゴコーンは、米国の良好な作柄観測や為替のドル高基調が圧迫要因となって反落した。シカゴコーンの7月限は、米コーンベルトの生育に適した天候による良好な作柄観測が圧迫要因となり序盤から売りが先行した。その後、米国取引時間帯に為替のドル高基調による割高感によってシカゴコーンは444.25セントまで下落した。しかし、安値をつけてからは下げ一服の動きとなり、引けにかけては449セント前後まで下げ幅を縮小した。

シカゴコーン期近7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/

【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー