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【貴金属市場】金標準は反発して1万1850円台を回復
- 2024/05/31
(貴金属市場)
31日の金標準は、反発。金標準の中心限月4月限は前日比92円高の1万1851円。
夜間立会の金標準4月限は、序盤の為替の円安方向の動きとNY金の上昇によって1万1881円まで反発した。しかし、夜間立会の高値をつけてからは、為替が円高基調に転換すると金標準は1万1820円台まで上値水準を切り下げた。NY金の8月限は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって一時2374ドル台まで上昇したが、その後は2365ドル前後まで上げ幅を縮小した。
日中立会は、NY金が2369ドル台まで上昇して、金標準は1万1865円まで上値水準を切り上げた。しかし、その後はNY金が2358ドル台まで崩れると金標準は1万1810円まで売られた。ただ、NY金の下振れは一時的な動きとなり、2366ドル台まで上昇すると、金標準は1万1858円まで買い直された。
日中のNY金は2360ドル台前半を中心として揉み合いの展開が続いている。今晩は、米国の4月個人消費支出(PCE)物価指数の発表が予定されている。米FRB(連邦準備制度理事会)がインフレ指数として重要視している経済指標となっていることから、市場では注目されている。よって、今晩のNY金は米PCEの結果次第となっている。金標準は1万1850円台まで反発しているが、NY金と同様に夜間立会では米PCEの結果次第となっている。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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