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【海外商品市況】週末のNY金は4営業日連続の下落。一方、NY白金とWTI原油は反発
- 2024/05/25
(NY貴金属)
24日のNY金は4営業日連続の下落。NY金の期近6月限は、前日比2.7ドル安の2334.5ドル。NY白金の期近7月限は、同8.2ドル高の1038.6ドル。NY銀の期近7月限は、同4.4セント高の3049.9セント。
週末のNY金は、引き続き米国の利下げ後退観測の高まりを背景に4営業日連続で下落した。NY金の6月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安基調と米長期金利の高止まりが圧迫要因となり2326.3ドルまで下値水準を切り下げた。米FOMC(連邦公開市場委員会)議事要旨が公表されて以降、米利下げ後退観測が一段と強まり米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が続いていた。22日に公表された米FOMC議事要旨では、参加者数人がインフレリスクが台頭すれば追加利上げを行うとの意向を示したことが明らかにされた。しかし、安値をつけてからのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服すると下げ止まりの動きとなった。その後、為替がドル安・ユーロ高方向に戻ると、NY金は米国取引時間帯に2349.0ドルまで反発した。ただ、NY金の反発は一時的な動きとなり、引けにかけては2335ドル前後まで売り直された。
一方、NY白金は5営業日ぶりに反発した。NY白金の7月限は、序盤にNY金の軟調地合いと為替のドル高・ユーロ安基調を背景に1021.9ドルまで売られた。しかし、安値をつけてからは、為替がドル安・ユーロ高方向に戻るとNY白金は出直りの展開となり、米国取引時間帯に1042.8ドルまで反発した。 ただ、その後は上げ一服となり、NY白金は引けにかけて1035ドル前後の水準まで上げ幅縮小した。
NY金6月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金7月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
24日のWTI原油は5営業日ぶりに反発。WTI原油の期近7月限は前日比0.85ドル高の77.72ドル、北海ブレント原油の期近7月限は同0.76ドル高の82.12ドル。RBOBガソリンの6月限は同1.48セント高の248.42セント、NYヒーティングオイルの期近6月限は同0.18セント高の241.36セント。
週末のWTI原油は、安値拾いの買いと為替のドル安方向の戻りによって反発した。WTI原油の7月限は、序盤に為替のドル高基調を背景に76.15ドルまで直近の安値を更新した。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安方向の戻りや安値拾いの買いによって、WTI原油は出直りの動きになると78.05ドルまで反発した。ただ、78ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、引けにかけては77.80ドル前後まで上げ幅を縮小した。
WTI原油期近7月限日足
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(CBOTコーン)
24日のシカゴコーンは小幅続伸。シカゴコーンの期近7月限は、前日比0.75セント高の464.75セント。
週末のシカゴコーンは、売り買い交錯する中、小幅続伸した。シカゴコーンの7月限は、序盤に466セント前後まで上昇したが、その後は週末要因による持ち高調整の動きから460.75セントまで下落した。しかし、シカゴコーンの下振れは一時的となり、米国コーンベルトの天候リスクを警戒する動きからシカゴコーンは466.75セントまで続伸した。ただ、高値をつけてからは、上げ一服の展開となり、引けにかけては465セント前後まで上げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近7月限日足
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