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【貴金属市場】金標準は連日の大幅安となり、一時1万1772円まで下落
- 2024/05/24
(貴金属市場)
24日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月4月限は前日比88円安の1万1839円。
夜間立会の金標準4月限は、NY金の下落基調の継続によって売り込まれ1万1779円まで大幅続落した。NY金の6月限は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2328.1ドルまで崩れた。日中立会は、NY金が2336ドルまで反発すると金標準は1万1825円まで戻りを見せた。しかし、その後はNY金が2326ドル台まで下落して、金標準は1万1772円まで下値水準を切り下げた。ただ、安値をつけてからは、NY金が2340ドル台まで上昇すると、金標準は1万1841円まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は下げ一服の展開から2340ドル台まで戻している。5月20日につけた2454.2ドルの高値から短期間で120ドル以上急落したことによって、下げは一服している。ただ、米国の力強い景気や根強いインフレを背景に米利下げ後退観測が強まっていることから、為替のドル高・ユーロ安基調の継続による、NY金の軟調地合いが予想される。金標準も5月20日の高値1万2283円から500円以上下落しているが、NY金の軟調地合いの継続によって、金標準の下値水準の切り下げが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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