投資助言サービス担当アナリスト（村石充）が、外国為替市場のロンドン時間の状況をお伝えいたします。
※投資助言サービスとは

米ドル/円
米ドル/円は前日比０．１７０円安の１５７．１１０円近辺（９時４０分時点）で推移しています。
きのう発表された５月の米総合ＰＭＩ速報値が強い数字となったことや、先日のＦＯＭＣ議事要旨やＦＲＢ高官らのタカ派発言が続いていることで、年内の米利下げ観測が後退。米ドル/円相場は買い優勢の展開が続いています。
実線は５日ＥＭＡ（１５６．６８０円近辺）や１０日ＥＭＡ（１５６．２８０円近辺）がサポート役となり、上値を切り上げています。

ポンド/円
ポンド/円は前日比０．０９円安の１９９．３８円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は５日ＥＭＡ（１９８．８８円近辺）がサポート役となり、昨日の相場で１９９．９９円まで上昇しました。
オシレータ系指標で考察とすると、ＭＡＣＤはプラス圏で推移し、ヒストグラムもプラス圏で推移していることから、上値を試す展開を暗示しています。
ファスト・ストキャスティクスは、％Ｋが８０％以上の水準で横這い推移となり、スロー・ストキャスティクスも、％Ｄ、Ｓｌｏｗ％Ｄともに８０％以上の水準で指数密集圏を形成していることで、上値試しの様相を呈しています。
目先は、５日ＥＭＡ（１９８．８８円近辺）を維持している間は、上値を試す展開が想定されそうです。

メキシコペソ/円
メキシコペソ/円は前日比かわらずの９．３８５円近辺で推移しています。
日足チャートで考察すると、実線は５月２１日に９．４６０円の高値を示現した後は、高値圏での推移が続いています。
オシレータ系指標は、ＭＡＣＤがプラス圏で推移する中、ヒストグラムもプラス圏で推移していることから、底堅い展開を暗示しています。
ファスト・ストキャスティクスは、％Ｋ、％Ｄともに８０％以上の水準で指数密集圏を形成し、スロー・ストキャスティクスは、８０％近辺で推移していることで、上値試しの展開に変化はありません。
目先は、１０日ＥＭＡ（９．３５０円近辺）を維持できるか注目されます。

投資助言サービス担当　テクニカルアナリスト　村石

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