（貴金属市場）
２３日の金標準は、急落。金標準の中心限月４月限は前日比２４４円安の１万１９２７円。
夜間立会の金標準４月限は、ＮＹ金の値崩れによって１万２０００円を割り込むと１万１９８８円まで急落した。ＮＹ金の６月限は、為替のドル高・ユーロ安基調をきっかけに大幅続落して、米国のＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）の議事要旨の公表後に２３７８．０ドルまで崩れた。日中立会は、ＮＹ金が２３８４ドル台まで反発すると、金標準は１万２０４４円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後はＮＹ金が前日の安値を下抜けして２３６０．０ドル台まで安値更新をすると、金標準は１万１９０１円まで下値水準を切り下げた。
日中のＮＹ金は２３６０．９ドルまで続落している。前日の米ＦＯＭＣ議事要旨の公表後から、米利下げ後退観測が引き続きＮＹ金の圧迫要因となっている。金標準は、ＮＹ金の下落基調によって１万１９００円割れ目前まで下値水準を切り下げている。まだ、ＮＹ金の下落基調が継続していることから、金標準の一段の下落が警戒される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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