（ＮＹ貴金属）
２２日のＮＹ金は大幅続落。ＮＹ金の期近６月限は、前日比３３．０ドル安の２３９２．０ドル。ＮＹ白金の期近７月限は、同１１．２ドル安の１０４９７ドル。ＮＹ銀の期近７月限は、同５８．２セント安の３１４９．６セント。
昨日のＮＹ金は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって大幅続落した。ＮＹ金の６月限は、序盤に２４３０．５ドルまで反発した後、為替のドル高・ユーロ安方向の動きをきっかけに利益確定の売りが膨らみ２３８５ドル台まで大幅続落した。その後、ＮＹ金は一旦下げ止まりの展開から２３９８ドル台まで戻りを見せたが、米国のＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）の議事要旨の公表後に再び売り直されると２３７８．０ドルまで崩れた。米ＦＯＭＣ議事要旨では、物価上昇率が目標の２％まで持続的に低下しているとの確信するまで、予想以上に長い時間がかかるとした。また、参加者数人がインフレリスクが台頭すれば、追加利上げを行うとの意向を示したことが明らかになった。利下げに対する米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）の慎重な姿勢によって、ＮＹ金は一段と下値水準を切り下げた。
ＮＹ白金も為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となり続落した。ＮＹ白金の７月限は、序盤に１０６９．１ドルまで上昇したが、その後は為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因になると１０４３．０ドルまで続落した。ただ、安値をつけてからは、下げ一服の展開となり引けにかけて１０４７ドル前後まで下げ幅を縮小した。

ＮＹ金６月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

ＮＹ白金７月限日足

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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２２日のＷＴＩ原油は３営業日連続の下落。ＷＴＩ原油の期近７月限は前日比１．０９ドル安の７７．５７ドル、北海ブレント原油の期近７月限は同０．９８ドル安の８１．９０ドル。ＲＢＯＢガソリンの６月限は同４．２２セント安の２４６．７８セント、ＮＹヒーティングオイルの期近６月限は同３．０５セント安の２４３．１８セント。
昨日のＷＴＩ原油は、引き続き米国の景気後退懸念によるエネルギー需要の鈍化が連想され続落した。ＷＴＩ原油の７月限は、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって序盤から売りが先行して７７．５０ドルまで続落した。その後、欧州取引時間帯にＷＴＩ原油は買い戻される展開になると７８．４０ドル台まで下げ幅を縮小した。ただ、ＷＴＩ原油の戻りが一巡して再び軟調地合いになると、米ＦＯＭＣ議事要旨の公表後にＷＴＩ原油は７７．２５ドルまで売り込まれた。今回の米ＦＯＭＣ議事要旨は、利下げに対する米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）の慎重な姿勢の内容となった。これを受けて市場では高金利の継続による米景気の後退懸念からエネルギー需要の鈍化が連想され、ＷＴＩ原油は一段と売り込まれた。

ＷＴＩ原油期近７月限日足

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（ＣＢＯＴコーン）
２２日のシカゴコーンは反発。シカゴコーンの期近７月限は、前日比３．２５セント高の４６１．２５セント。
昨日のシカゴコーンは、小麦価格の高騰を背景に反発した。シカゴコーンの７月限は、序盤から買いが先行すると４６３．２５セントまで反発した。小麦の世界的な供給懸念により、シカゴ小麦は５月に入り価格が高騰している。この小麦価格の高騰によって、家畜飼料としてトウモロコシ需要の拡大観測が広がりシカゴコーンの支援材料となった。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高方向の動きと米コーンベルトの順調な作付け進捗が、シカゴコーンの圧迫要因となり４５８．００セントまで上げ幅を縮小した。ただ、シカゴコーンの下押しは限定的となり、引けにかけて４６２セント前後まで買い直された。

シカゴコーン期近７月限日足

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