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【海外商品市況】ＮＹ金は３営業日ぶりに反落、ＮＹ白金とＷＴＩ原油は続落
- 2024/05/22
（ＮＹ貴金属）
２１日のＮＹ金は３営業日ぶりに反落。ＮＹ金の期近６月限は、前日比１２．６ドル安の２４２５．９ドル。ＮＹ白金の期近７月限は、同２．８ドル安の１０６０．９ドル。ＮＹ銀の期近７月限は、同３４．８セント安の３２０７．８セント。
昨日のＮＹ金は、利益確定の売りや為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり反落した。ＮＹ金の６月限は、前日の史上高値を更新してから台頭した利益確定の売りの流れを継続して、序盤から売りが先行した。その後、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因になると、ＮＹ金は２１４５．６ドルまで売り込まれた。しかし、安値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高方向の戻りと中国の景気回復による金の購入期待が支援材料となり、ＮＹ金は２４３８．２ドルまで下げ幅を縮小した。ただ、ＮＹ金の２４３８ドル台までの戻りは一時的となり、引けにかけては、再び為替がドル高・ユーロ安基調に進み、ＮＹ金は２４２５ドル前後まで売り直された。
ＮＹ白金は、続落して一時１０４０ドル割れまで下落した。ＮＹ白金の７月限は、ＮＹ金の軟調地合いや為替のドル高・ユーロ安基調を背景に序盤から売りが先行して、欧州取引時間帯に１０３９．６ドルまで崩れた。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の戻りをきっかけにＮＹ白金は１０７０．９ドルまで反発した。ただ、ＮＹ白金の１０７０ドル台までの動きは一時的となり、為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、ＮＹ白金は１０５６ドルまで売り直された。その後は、再び１０６６ドル台まで上昇したが、引けにかけては１０６２ドル台まで下がった。
ＮＹ金６月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金７月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２１日のＷＴＩ原油は続落。ＷＴＩ原油の期近７月限は前日比０．６４ドル安の７８．６６ドル、北海ブレント原油の期近７月限は同０．８３ドル安の８２．８８ドル。ＲＢＯＢガソリンの６月限は同２．９９セント安の２５１．００セント、ＮＹヒーティングオイルの期近６月限は同２．４８セント安の２４６．２３セント。※ＷＴＩ原油は７月限に変更。
昨日のＷＴＩ原油は、米国のエネルギー需要の先行き懸念が圧迫要因となり続落した。ＷＴＩ原油の７月限は、為替のドル高基調による割高感が売り材料となり序盤から軟調地合いを継続した。その後、米国取引時間帯に同国のエネルギー需要の先行き懸念が圧迫要因になると、ＷＴＩ原油は７７．６５ドルまで売り込まれた。ここ最近の米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）高官らの利下げに対する消極的な姿勢から、高金利による景気の鈍化が警戒されている。この景気の鈍化警戒によってエネルギー需要の先行き懸念が台頭している。しかし、安値をつけてからは、安値拾いの買いや中国の景気回復によるエネルギー需要の拡大期待が、ＷＴＩ原油の下支えになると７９．０４ドルまで戻りを見せた。ただ、ＷＴＩ原油の７９ドル台までの戻りは一時的となり、その後は売り買いが交錯する中、引けにかけて７８．１０ドル台まで売り直された。
ＷＴＩ原油期近７月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２１日のシカゴコーンは反落。シカゴコーンの期近７月限は、前日比２．５０セント安の４５８．００セント。
昨日のシカゴコーンは、米国の作付け遅れ懸念の後退によって反落した。シカゴコーンの７月限は、米コーンベルトの平年並み近くまで進んだ作付け進捗を受けて序盤から売りが先行すると４５５．００セントまで下落した。現地時間２０日の引け後に発表された、米コーンベルトの作付け進捗率は、前週の４９％から７０％まで大幅上昇して５年平均の７１％に近づく結果となった。この作付け進捗率の上昇によって、作付け遅れ懸念が後退してシカゴコーンは売られた。しかし、その後は米国産トウモロコシの輸出需要を背景にシカゴコーンは４６１.００セントまで戻りを見せた。米農務省は、メキシコ向けに１１万３０５０トンの輸出とスペイン向けに１１万トンの販売を確認した。ただ、引けにかけては、再び軟調地合いに戻ると、シカゴコーンは４５７セント前後の水準まで続落した。
シカゴコーン期近７月限日足
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