（貴金属市場）
２０日の金標準は、急騰。金標準の中心限月４月限は前週末比３３２円高の１万２２８１円。
週末の夜間立会の金標準４月限は、ＮＹ金の急伸と為替の円安基調を背景に１万２１３５円まで大幅続伸した。週末のＮＹ金６月限は、中国の金需要の拡大期待と為替のドル安・ユーロ高基調によって２４２７ドル台まで急伸した。週明けの日中立会は、ＮＹ金が２４４４ドル台まで続伸すると金標準は１万２２４７円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後は、ＮＹ金の上げ一服の動きによって金標準は１万２１８０円台まで上げ幅を縮小した。ただ、金標準の下振れは一時的となり、ＮＹ金が２４５４．１ドルまで史上最高値を更新すると金標準は１万２２８３円まで上場来高値を更新した。
週明けのＮＹ金は２４５４．１ドルまで上値水準を切り上げている。先週末からの中国の金需要の拡大期待と中東情勢の悪化を警戒した動きによって、ＮＹ金は強調地合いを維持している。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の激化が懸念される中、イランのラシン大統領のヘリコプターの墜落による死亡によって、中東情勢の悪化が警戒されている。金標準は、日中立会で１万２２８３円まで急騰して上場来高値を更新している。上場来高値を更新したことによる高値警戒が出やすい局面となっているが、まだＮＹ金が強調地合いを継続しているこから金標準の上値水準の切り上げが想定される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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