（貴金属市場）
１６日の白金標準は、７営業日連続の上昇。白金標準の中心限月４月限は前日比３円高の５２９３円。
夜間立会の白金標準４月限は、序盤にＮＹ白金の軟調地合いによって５２０５円まで反落した。しかし、その後はＮＹ白金が強調地合いに転換すると白金標準は５３０７円まで続伸した。ＮＹ白金の７月限は、米国の４月の消費者物価指数（ＣＰＩ）の発表前に１０５０.０ドル台まで上値水準を切り下げたが、米ＣＰＩの発表後に為替のドル安・ユーロ高基調が強まるとＮＹ白金は１０７８．４ドルまで大幅続伸した。日中立会は、ＮＹ白金が１０８４ドル台まで上値水準を切り上げると白金標準は５３４０円まで直近の高値を更新した。しかし、その後はＮＹ白金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、白金標準は５２９３円まで上げ幅を縮小した。
日中のＮＹ白金は１０８４．３ドルまで高値を更新して６営業日連続で上昇している。為替のドル安・ユーロ高基調が、引き続きＮＹ白金の支援材料となっているが、ドル／ユーロの動きは１ユーロ＝１．０８９０ドル台まで上昇してから、少し上げ一服となっている。よって、連日の上昇によるドル／ユーロの調整安が警戒され、ＮＹ白金も目先の下振れに注意したい。白金標準は、為替の円高方向の動きの中、ＮＹ白金の上昇が支援材料となり５３００円前後で推移している。まだ、ＮＹ白金は上昇基調を継続しており、為替の円高が一服していることを踏まえると、白金標準の強い動きが続くと見たい。

白金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi