（貴金属市場）
１５日の白金標準は、急騰。白金標準の中心限月４月限は前日比２５０円高の５２９０円。
夜間立会の白金標準４月限は、序盤からＮＹ白金の強調地合いに反応して、５１９７円まで大幅続伸した。ＮＹ白金の７月限は、為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり２０２３年１２月２８日の高値１０３６．６ドルを上抜けすると１０４８．８ドルまで高値を更新した。日中立会は、ＮＹ白金が１０６９ドル台まで上値水準を切り上げると白金標準は５３２６円まで急騰した。しかし、高値をつけてからは、ＮＹ白金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって白金標準は５２７４円まで上げ幅を縮小した。ただ、引けにかけては５２９０円台まで買い直された。
日中のＮＹ白金は、為替のドル安・ユーロ高基調が引き続き支援材料となり１０６９．５ドルまで高値を更新している。ただ、今晩のＮＹ白金は４月の米国の消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果次第となっている。インフレ指標として米ＦＲＢ（連邦準備理事会）が重要視している経済指標となっていることから、ＮＹ白金は米ＣＰＩの発表後にドル／ユーロの動きに注意したい。白金標準は日中に５３２６円まで急伸しているが、夜間立会はＮＹ白金と円相場の動き次第となっている。

白金標準の月足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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