（貴金属市場）
１４日の白金標準は、５営業日連続の上昇。白金標準の中心限月４月限は前日比５９円高の５０４０円。
夜間立会の白金標準４月限は、序盤に為替の円安基調とＮＹ白金の急伸によって５０７６円まで直近の高値を更新した。しかし、その後はＮＹ白金が高値から崩れると白金標準は５０００円前後の水準まで上げ幅を縮小した。ＮＹ白金の７月限は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって１０２５．９ドルまで上昇したが、為替がドル高・ユーロ安基調に戻ると１０１０ドル前後まで上値水準を切り下げた。日中立会は、ＮＹ白金が１０１４ドル台まで続伸すると白金標準は５０４４円まで上げ幅を拡大した。しかし、白金標準の５０４０円台まで上昇は一時的な動きとなり、その後はＮＹ白金が１００９ドルまで下がると白金標準は５０１３円まで水準を下げた。ただ、引けにかけては、ＮＹ白金が１０１２ドル台まで戻ると白金標準は５０４０円まで再び買い直された。
日中のＮＹ白金は１０１０ドル台前半で推移している。今晩は、米国の４月生産者物価指数の発表が予定されている。インフレ指標として米ＦＲＢ（連邦準備理事会）が注視している経済指標となっていることから、ＮＹ白金は米ＰＰＩの発表後のドル／ユーロの動き次第となっている。白金標準は、２０１３年４月以来の５０００円の大台まで上値水準を切り上げている。夜間立会の白金標準は、ＮＹ白金と円相場の動き次第となっていることから、米ＰＰＩの発表までは様子見が無難としたい。

白金標準の月足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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