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【貴金属市場】白金標準は急伸して、一時4870円まで上昇
- 2024/05/08
(貴金属市場)
8日の白金標準は、急伸。白金標準の中心限月4月限は前日比90円高の4862円。
夜間立会の白金標準の4月限は、NY白金の上昇と為替の円安基調の動きによって4859円まで急伸した。NY白金の7月限は、為替のドル安・ユーロ高方向の動きをきっかけに992.8ドルまで急伸したが、その後は987ドル前後まで上値水準を切り下げた。日中立会は、NY白金が991ドル台まで再び買われると、白金標準は4870円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はNY白金が985ドル台まで崩れ、白金標準も4846円まで上値水準を切り下げた。ただ。白金標準の下振れは限定的となり、為替の円安基調が一段と強まると白金標準は4868円まで買い直された。
日中のNY白金は990ドルを挟んだ動きとなり、前日からの上昇基調を継続している。為替はドル高・ユーロ安基調となっているが、今のところNY白金の下げ材料となっていない。ただ、今晩は複数の米FRB(連邦準備理事会)高官の発言が予定されており、前日のカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言と同様にタカ派的な発言が続けば、為替の一段のドル高・ユーロ安基調の動きが警戒される。よって、ドル建てで取引されるNY白金は割高感から、売られ易くなると見たい。白金標準は、2営業日ぶりに4800円台を回復して4870円まで上値水準を切り上げているが、今晩はNY白金の値崩れによる下落が警戒される。ただ、為替は円安基調を継続していることから、白金標準の下振れは限定される動きも想定したい。
白金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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