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【海外商品市況】NY金は反落、NY白金は続伸、WTI原油は小幅続落

  • 2024/05/03
  • 田澤

(NY貴金属)
2日のNY金は、反落。NY金の期近6月限は、前日比1.4ドル安の2309.6ドル。NY白金の期近7月限は、同7.7ドル高の962.6ドル。NY銀の期近7月限は、同8.1セント高の2682.9セント。
昨日のNY金は、売り買いが交錯する中、清算値ベースで反落した。NY金の6月限は、序盤に米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2336.1ドルまで上昇した。しかし、その後は3日に発表される米雇用統計の発表を控えた持ち高調整の動きによって反落に転じると、米国取引時間帯に2294.3ドルまで崩れた。下落局面では、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安方向の動きが圧迫要因となった。ただ、NY金の2300ドル割れの動きは一時的となり、再び米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高基調に戻ると、NY金は引けにかけて2313ドル台まで買い直された。今晩は、4月の米雇用統計の発表が予定されている。米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与える経済指標として注目されていることから、米雇用統計の発表後のNY金の値動きに注意したい。発表は、日本時間21時30分となっている。
一方、NY白金は、続伸した。NY白金の7月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり972.1ドルまで続伸した。しかし、高値をつけてからは、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、NY白金は951.9ドルまで崩れた。ただ、NY白金の下振れは限定的となり、その後は為替がドル安・ユーロ高基調に戻るとNY白金は引けにかけて963ドル台まで買い直された。

NY金6月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
2日のWTI原油は、小幅続落。WTI原油の期近6月限は前日比0.05ドル安の78.95ドル、北海ブレント原油の期近7月限は同0.23ドル高の83.67ドル。RBOBガソリンの6月限は同1.91セント高の259.65セント、NYヒーティングオイルの期近6月限は同0.88セント安の244.31セント。
昨日のWTI原油は、売り買い交錯する中、清算値ベースで小幅続落した。WTI原油の6月限は、序盤に前日の大幅安に対する安値拾いの買いや為替のドル安基調を背景に79.90ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高・ユーロ安方向への戻りと中東の供給不安の後退観測が売り材料となり、WTI原油は78.41ドルまで下値水準を切り下げた。ただ、安値をつけてからは、為替が再びドル安・ユーロ高基調に戻ると、WTI原油は引けにかけて79.10ドル台まで買い直された。

WTI原油期近6月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
2日のシカゴコーンは、大幅続伸。シカゴコーンの期近7月限は、前日比9.00セント高の459.75セント。
昨日のシカゴコーンは、南米の供給不安が支援材料となり大幅続伸した。シカゴコーンの7月限は、序盤から為替のドル安基調を背景に買いが先行して450セント台中盤まで取引水準を上げた。その後、南米の主要産地となるアルゼンチンとブラジルの収穫高の減少懸念によって、シカゴコーンは460.50セントまで買い進まれた。アルゼンチンでは害虫による疫病被害や荒天による2023~2024年度のトウモロコシの収穫高予想を下方修正した。また、ブラジルでは産地の豪雨による収穫への悪影響が懸念されている。

シカゴコーン期近7月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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