（貴金属市場）
１日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月４月限は前日比７８円安の１万１６３１円。
昨日の夜間立会の金標準の４月限は、為替の円安基調によって一時１万１７１７円まで反発したが、その後はＮＹ金の値崩れによって１万１６１１円まで大幅続落した。ＮＹ金の６月限は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり２２９６．２ドルまで崩れた。日中立会は、ＮＹ金が２２９１ドル台まで下値水準を切り下げると金標準は１万１５９６円まで下げ幅を拡大した。しかし、その後はＮＹ金の下げ一服と為替の円安基調によって金標準は１万１６３２円まで戻りを見せた。
日中のＮＹ金は、２２９１．７ドルまで続落している。今晩は、米国のＦＯＭＣ（連邦準備制度理事会）の政策金利の発表とパウエル米ＦＲＢ（連邦準備理事会）議長の記者会見が予定されている。米政策金利は、据え置きがコンセンサスとなっていることから、市場ではパウエル米ＦＲＢ議長の記者会見が注目されている。ここ最近の米経済指標の結果を踏まえるとタカ派的な発言が予想され、米利下げ先送り観測によるＮＹ金の下振れが警戒される。金標準は、ＮＹ金の軟調地合いによって一時１万１６００円割れまで続落している。為替は円安基調を維持しているが、ＮＹ金の下振れ幅がきつく円安基調が支援材料になりずらくなっている。今晩もＮＹ金の一段の下落が警戒されていることから、金標準の値崩れに注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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