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【貴金属市場】金標準は続落して、1万1800円割れ
- 2024/04/18
(貴金属市場)
18日の金標準は続落。金標準の中心限月2月限は前日比12円安の1万1791円。
夜間立会の金標準2月限は、序盤にNY金の上昇に反応して1万1915円まで反発した。しかし、その後はNY金の値崩れと為替の円高方向の動きが圧迫要因となり、l金標準は1万1713円まで急反落した。NY金の6月限は、中東情勢の悪化懸念による安全資産の買いによって2412ドルまで上昇した。ただ、NY金の2412ドル台の動きは一時的となり、米国の早期利下げ観測の後退をきっかけに利益確定の売りが台頭すると2370.7ドルまで崩れた。日中立会は、NY金が2391ドル台まで反発すると、金標準は1万1803円まで下げ幅を縮小した。しかし、大引けでは1万1800円割れとなった。
日中のNY金は、2393.6ドルまで戻りを見せている。前日に2370ドル台まで下落したが、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いが相場の下支えとなっている。イスラエルはイランに対して報復措置を議論している。地元メディアは、「まだ報復措置の時期は決まっていない」と報じているが、両国の緊迫した状況は続いている。先週末にイランがイスラエルに報復攻撃したことを踏まえると、今週末にイスラエルの報復措置を実行する可能性もある。よって、中東情勢の悪化懸念が引き続き、NY金の支援材料になると見たい。金標準は、一時1万1713円まで下落してから、1万1790円台まで戻りを見せている。安全資産の買いや為替の円安基調によって下振れは限定的となり、目先は1万1800円を回復する動きが想定される。まだ、中東情勢の緊迫した状況を踏まえると、上値を試す動きが続くと見たい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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