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【貴金属市場】金標準は、1万1234円まで最高値を更新した後、1万1200円割れまで上げ幅縮小
- 2024/04/04
(貴金属市場)
4日の金標準は、連日の高値更新。金標準の中心限月2月限は前日比64円高の1万1195円。
夜間立会の金標準は、序盤にNY金の下振れによって1万1065円まで下落した。しかし、その後はNY金の出直りの動きから強調地合いに戻ると、金標準も上昇基調に転換して1万1217円まで上値水準を切り上げた。NY金の6月限は、地政学的リスクと為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり2321.8ドルまで最高値を更新した。日中立会は、NY金が2323.7ドルまで上昇すると、金標準は1万1234円まで上場来最高値を更新した。しかし、その後はNY金の上げ一服の展開から、金標準は1万1189円まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は2323.7ドルまで史上最高値を更新している。引き続き為替のドル安・ユーロ高基調が、NY金の支援材料となっている。まだ、NY金は強調地合いを継続しているが、7営業日連続で上昇していることや明日の米雇用統計の発表を控えた持ち高調整による下落が警戒される。ただ、中東情勢の悪化による地政学的リスクや米利下げ観測が、引き続きNY金の下支えになると見て、下押し局面では買い拾われる動きが続くと見たい。金標準も連日の最高値更新が続いているが、NY金の下押しが警戒されることから、夜間立会では下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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