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【海外商品市況】NY金・NY白金・WTI原油は反発

  • 2024/03/26
  • 田澤

(NY貴金属)
25日のNY金は、反発。NY金の期近4月限は前週末比16.4ドル高の2176.4ドル、NY白金の期近4月限は同10.4ドル高の908.8ドル、NY銀の期近5月限は同4.8セント高の2489.1セント。
週明けのNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり反発した。為替のドル・ユーロ相場が、前週末のドル高・ユーロ安方向の動きから一変して、週明けはドル安・ユーロ高基調となり、NY金の4月限は序盤から買いが先行して2170ドル台を回復した。その後も、為替のドル安・ユーロ高基調が一段と進み、NY金は米国取引時間帯に2182.5ドルまで上値水準を切り上げた。しかし、高値をつけてからは、週明けの米長期金利の上昇が圧迫要因となり、NY金は引けにかけ2173ドル前後まで上げ幅を縮小した。
NY白金も反発して一時915ドル台まで上昇。NY白金の4月限は、NY金と同様に為替のドル安・ユーロ高基調による割安感から買われる展開になると、米国取引時間帯に915.5ドルまで急伸した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調の一服とNY金の上げ幅縮小によって、NY白金は905ドル前後まで上値水準を切り下げた。

NY金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、急反発。WTI原油の期近5月限は前週末比1.32ドル高の81.95ドル、北海ブレント原油の期近5月限は同1.32ドル高の86.75ドル。RBOBガソリンの4月限は同0.86セント高の274.84セント、NYヒーティングオイルの期近4月限は同2.52セント高の267.86セント。
週明けのWTI原油は、需給の引き締まり懸念によって急反発した。WTI原油の5月限は、序盤に80.59ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからは為替のドル安基調や需給引き締まり懸念によって上昇基調に転換すると、米国取引時間帯に82.48ドルまで急反発した。ロイター通信によると、週末にウクライナのドローン攻撃によって、ロシアの製油所の稼働率が半分に低下したと報じている。3月に入り、ウクライナとロシア間の攻撃対象がエネルギー関連施設に向けられている。また、ロシア政府は、OPECプラスに自主減産継続を遵守するため、石油企業に4~6月期の生産を抑制するよう命じたとされている。このロシアのエネルギー供給に対する懸念が、需給の引き締まりに繋がった。ただ、その後は為替のドル安・ユーロ高基調が一服するとWTI原油の上げも一巡して、引けにかけては82ドルを挟んだ水準まで上げ幅を縮小した。

WTI原油期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
25日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの期近5月限は前週末比1.50セント安の437.75セント。
週明けのシカゴコーンは、売り買い交錯する中、潤沢な供給を背景に続落した。3月28日に米国の農務省による作付け意向面積と四半期在庫の発表が予定されている。この28日に発表を控え、シカゴコーンの5月限は売り買い交錯する動きとなり、441.25セントまで上昇した後、437.00セントまで続落した。アナリスト予想では、作付け意向面積が昨年の9464万1000エーカーから、9177万6000エーカーに縮小される見通しとなり支援材料となった。一方、四半期在庫は、前年同期に比べ増加予想となっている。この潤沢な在庫予想が圧迫要因となった。

シカゴコーン期近5月限日足

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