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【海外商品市況】NY金は米FOMCの声明後に急騰

  • 2024/03/21
  • 田澤

(NY貴金属)
20日のNY金期近4月限は、清算値ベースで前日比1.3ドル高の2161.0ドル、米FOMCの声明後に2192.2ドルまで急騰。NY白金期近4月限は清算値ベースで1.7ドル安の899.4ドル、米FOMCの声明後に913.7ドルまで急反発。NY銀期近5月限は同3.1セント安の2510.4セント。
昨日のNY金期近4月限は、米FOMCの声明前に2152.3ドルまで下落するなど、軟調地合いを維持していた。しかし、米FOMCの声明後に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって2192.2ドルまで急騰した。米FOMCは政策金利を市場の予想通り据え置きとした。一方、ドット・プロットでは利上げ回数を2024年内に3回を維持した。市場ではここ最近のインフレの根強さを示す経済指標の発表が続いていたことから、2回に減少するのではと見られていた。この米FOMCの声明後から、為替がドル安・ユーロ高方向に進むと、NY金は割安感から買われ2192.2ドルまで急騰した。
NY白金もNY金と同様に米FOMCの声明後に急反発した。NY白金の4月限は、序盤に891.5ドルまで下値水準を切り下げた。しかし、その後は下げ一服の展開となり、米FOMCの声明後に為替のドル安・ユーロ高方向の動きやNY金の急騰によって913.7ドルまで急反発した。

NY金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
20日のWTI原油は、急反落。WTI原油期近5月限は前日比1.46ドル安の81.27ドル、北海ブレント原油期近5月限は同1.43ドル安の85.95ドル。RBOBガソリン4月限は同2.90セント安の273.32セント、NYヒーティングオイル期近4月限は同6.50セント安の269.57セント。
昨日のWTI原油は、利益確定の売りによって急反落した。WTI原油の5月限は、前日に83.12ドルまで上昇したことによる高値警戒や利益確定の売りが先行して序盤から軟調地合いとなった。その後も上値水準を切り下げる動きが続き、米国取引時間帯に、80.83ドルまで急反落した。しかし、安値をつけてからは、米国の原油在庫の取り崩しや米FOMCの声明後からの為替のドル安方向の動きによって、WTI原油は81.50ドル台まで下げ幅を縮小した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計は、原油在庫が前週比200万バレル減と市場予想の1万バレル増に反して取り崩しとなった。ガソリン在庫も同330万バレル減と市場予想の140万バレル減を上回る減少となった。

WTI原油期近5月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
20日のシカゴコーンは、小幅反落。期近5月限は前日比0.50セント安の439.00セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する中、小幅反落した。シカゴコーンの5月限は、序盤に米国産トウモロコシの中国向けの輸出需要の減少によって435.50セントまで反落した。中国の1~2月の税関データによると、米国産トウモロコシの輸入が67%減少した。一方、ブラジル産トウモロコシの輸入は前年比で178%増加している。また、前日まで支援材料となっていたシカゴ小麦の下落も圧迫要因となった。しかし、安値をつけてからは下げ一服の展開から戻り基調となり、その後に為替がドル安方向に進むとシカゴコーンは割安感から439.50セントまで買い直された。

シカゴコーン期近5月限日足

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