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【貴金属市場】金標準は、上場来高値を更新した後に反落

  • 2024/03/18
  • 田澤

(貴金属市場)
18日の金標準は、反落。金標準の中心限月2月限は前日比35円安の1万0304円。
週末の夜間立会の金標準の2月限は、序盤にNY金の上昇と為替の円安基調によって1万0385円まで上場来高値を更新した。しかし、高値をつけてからは、NY金の値崩れによって1万0321円まで反落した。NY金の4月限は、米国の長期金利の上昇が圧迫要因となり2158.7ドルまで続落した。日中立会は、週明けのNY金が2150ドル割れまで下値水準を切り下げると金標準は1万0283円まで下げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の下げ一服と為替の円安基調によって金標準は1万0306円まで戻した。ただ、引けにかけては1万0300円挟んだ展開が続いた。
日中のNY金は、2149.2ドルまで続落している。今週19日~20日に開催される米FOMC(連邦公開市場委員会)を控え、今晩のNY金は持ち高調整の動きが予想される。今回の米FOMCは政策金利の据え置きが予想され、市場では20日のパウエル米FRB議長の記者会見が注目されている。よって、パウエル米FRB議長の記者会見までは、持ち高調整の動きが一巡したら様子見ムードになると見たい。金標準は、1万0300円を挟んだ水準まで反落している。明日は日銀の金融政策発表が予定されている。今回の会合でマイナス金利政策を解除する見通しとなっているが、先週末から報道されていることから市場では織り込み済みとなっている。よって、他のサプライズがない限り、為替の円安基調が金標準の下支えになると見たい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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