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【貴金属市場】金標準は、為替の円安基調が支援材料となり1万0340円まで続伸
- 2024/03/15
(貴金属市場)
15日の金標準は、続伸。金標準の中心限月2月限は前日比34円高の1万0339円。
夜間立会の金標準の2月限は、NY金の値崩れによって1万0262円まで下落した。しかし、その後は為替の円安基調が支援材料となって1万0300円台を回復した。NY金の4月限は、インフレの根強い内容を示す結果となった2月の米生産者物価指数(PPI)の発表後に、為替のドル高・ユーロ安基調と米長期金利の上昇が圧迫要因となって2157.0ドルまで崩れた。日中立会の金標準は、NY金の反発と為替の円安基調が一段と強まりによって1万0336円まで続伸したが、その後は為替が円高方向に戻ると金標準は1万0315円まで上げ幅を縮小した。しかし、15時前にNY金が2172ドル台まで上値水準を切り上げると金標準は1万0340円まで日中の高値を更新した。
日中のNY金は2173.6ドルまで反発している。前日の安値から戻り基調となっているが、週末を控えた持ち高調整による反発と見たい。また、来週は米国のFOMC(連邦公開市場委員会)による政策金利の発表が予定され、それまでNY金は持ち高調整や様子見ムードの動きが予想される。金標準は為替の円安基調が支援材料となり続伸している。ただ、来週の日銀金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除する見通しも出ていることから、来週は急速な円高基調による金標準の値崩れに注意したい。日銀金融政策決定会合は18日・19日に開催され、19日の正午前後に政策金利の発表が予定されている。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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