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【石油市場】ドバイ原油は、為替の円安基調が支援材料となって続伸

  • 2024/03/13
  • 田澤

(石油市場)
13日のドバイ原油は、続伸。ドバイ原油の中心限月8月限は前日比190円高の7万1950円。
夜間立会のドバイ原油の8月限は、WTI原油の不安定な動きに翻弄され7万1300円まで下落した後に7万2140円まで上昇するなど乱高下した。WTI原油の4月限は、為替のドル高基調を背景に77.73ドルまで下落したが、その後78.73ドルまで上昇した。ただ、高値をつけてからは売り買い交錯する動きとなり78ドルを挟んだ展開となった。日中立会のドバイ原油は、WTI原油が77.90ドル台まで下がり為替が円高方向に進むと7万1540円まで売り直された。しかし、その後はWTI原油が78.20ドル台まで反発すると、ドバイ原油は為替の円安基調への戻りもあって7万1970円まで続伸した。
日中のWTI原油は78.22ドルまで反発している。ただ、今晩は米国の週間在庫統計の発表が予定されている。EAI(米エネルギー情報局)による週間在庫統計の事前予想は、原油在庫は前週比130万バレル増、ガソリン在庫は同190万バレル減、中間留分在庫は同20万バレル減となっている。原油在庫は先週まで6週連続で増加しており、今回の市場予想でも130万バレル増加となっていることから、予想通りの結果となればWTI原油の圧迫要因になると見たい。発表は日本時間23時30分となっている。ドバイ原油は乱高下の展開の中、続伸しているがが、米国の弱気な在庫予想を踏まえると下振れが警戒される。ただ、3月11日に7万0290円まで下落してから下げ止まる動きを見せていることから、下振れしても7万円台を維持する動きが想定される。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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