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【貴金属市場】金標準は、週明けのNY金の強調地合いによって続伸
- 2024/02/19
(貴金属市場)
19日の金標準は、続伸。金標準の中心限月12月限は前週末比65円高の9746円。
週末の夜間立会の金標準12月限は、NY金の値崩れによって一時9657円まで下落した。しかし、安値をつけてからは、NY金の出直りの動きと為替の円安基調によって9729円まで続伸した。NY金の4月限は、1月の米国の生産者物価指数(PPI)の発表後に2006.6ドルまで崩れたが、その後は為替のドル安・ユーロ高方向の動きから出直りの展開になると2027.2ドルまで上昇した。日中立会は、為替が円高方向に進む中、週明けのNY金が2034ドル台まで続伸すると、金標準は9747円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の上げ一服の動きと為替の円高方向の動きによって、金標準は9731円まで上値水準を切り下げた。ただ、金標準の下押しは限定的となり、引けにかけては9746円まで買い直されるなど、堅調地合いが続いた。
日中のNY金は2034.3ドルまで続伸している。中東情勢の悪化による地政学的リスクを警戒した動きや為替のドル安・ユーロ高方向の動きが、NY金の支援材料となっている。チャートは2月14日の1996.4ドルの安値をつけてから出直りの展開となっていることから、目先は2040ドル台までの戻りも想定される。金標準は、週明けのNY金の続伸によって9747円まで上値水準を切り上げた。金標準もNY金と同様に2月15日に9615円まで下落してから戻り基調を継続していることから、目先は2月9日の高値9771円を試す動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。