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【貴金属市場】週明けの金標準は、9600円手前まで反発
- 2024/01/15
(貴金属市場)
15日の金標準は、反発。金標準の中心限月12月限は前週末比90円高の9592円。
週末の夜間立会での金標準12月限は、序盤にNY金の強調地合いによって9579円まで反発した。しかし、その後はNY金の上げ幅縮小によって、金標準は一時9515円まで上値水準を切り下げる動きも見せた。NY金の2月限は、中東情勢の悪化による地政学的リスクによって2067.3ドルまで急反発したが、その後は2050ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。週明けの日中立会は、NY金の続伸と為替の円安基調を背景に金標準は9597円まで上げ幅を拡大した。しかし、高値をつけてからは、NY金の上げ一服と為替の円高方向の戻りによって9578円まで下がった。ただ、金標準の下振れは一時的となり、引けにかけては9595円まで買い直された。
日中のNY金は2061.9ドルまで続伸している。本日はキング牧師の誕生日によって米国は休日となっている。NY金は時間外取引のみ実施の中、為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となって続伸している。先週末から中東情勢の悪化や米国の早期利下げ観測の再燃によってNY金は堅調地合いを維持しているが、今晩は休日のため様子見ムードの中、上げ一服の動きになると見たい。金標準は9597円まで直近の高値を更新している。ただ、NY金の上値水準の切り下げや為替の円高方向の動きが警戒され、金標準も9600円前後で上値の重い展開が想定される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。