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【海外商品市況】NY金は反発、WTI原油は反落

  • 2024/01/05
  • 田澤

(NY貴金属)
4日のNY金は、反発。NY金期近2月限は前日比7.2ドル安の2050.0ドル、NY白金期近4月限は20.8ドル安の966.3ドル、NY銀期近3月限は同3.0セント高の2318.7セント。
昨日のNY金は、為替のドル安基調を背景に反発した。NY金の2月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって2058.1ドルまで反発した。しかし、高値をつけてからは、米国の底堅い労働市場を示す経済指標の発表を受けて、米長期金利が上昇するとNY金は一時2043ドル台まで崩れた。この日発表された12月のADP民間部門雇用者数は16万4000人増と、前回の10万3000人増や市場予想の11万5000人増を上回った。また、新規失業保険申請件数は20万2000件と、前週の21万8000件と市場予想の21万6000件を下回った。この両指標の発表が、米長期金利の上昇要因となった。ただ、NY金の下振れの動きは限定的となり、その後は為替のドル安・ユーロ高基調を背景に、NY金は2050ドル前後の水準まで買い直された。
一方、NY白金は大幅続落した。NY白金の4月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって988.2ドルまで反発した。しかし、その後はNYパラジウムの値崩れと5日の米雇用統計を控えた持ち高調整の動きによって、NY白金は964.2ドルまで売り込まれた。

NY金2月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金4月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
4日のWTI原油は、反落。WTI原油期近2月限は前日比0.51ドル安の72.19ドル、北海ブレント原油期近3月限は同0.66ドル安の78.25ドル。RBOBガソリン2月限は同4.80セント安の211.01セント、NYヒーティングオイル期近2月限は同1.60セント安の258.84セント。
昨日のWTI原油は、売り買い交錯する中で反落した。WTI原油の2月限は、序盤に為替のドル安基調を背景に74.00ドルまで上昇した。しかし、高値をつけてからは、米国の労働市場の底堅さによる利下げ後退観測や同国のガソリン在庫の急増によって、WTI原油は下落基調に転換すると71.06ドルまで急落した。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)の週間在庫統計で、原油在庫は前週比550万バレル減と市場予想の370万バレルを上回る在庫の取り崩しとなった。しかし、ガソリン在庫が同1090万バレル増と、週間積み増し幅が1993年5月以来の大幅な積み増し幅となった。このガソリン在庫の大幅な積み増しによる需給の緩みが、WTI原油の圧迫要因となった。ただ、WTI原油の71ドル台の動きは一時的となり、その後は中東情勢の悪化による供給懸念が根強いことから、引けにかけて72.40ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。

WTI原油期近2月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
4日のシカゴコーンは、続伸。期近3月限は前日比1.25セント高の466.50セント。
昨日のシカゴコーンは、為替のドル安基調と安値拾いの買いによって続伸した。シカゴコーンの3月限は、序盤から為替のドル安基調による割安感によって買いが先行した。その後、米国取引時間帯に469.00セントまで上げ幅を拡大したが、引けにかけては466セント前後の水準まで上値水準を切り下げた。前日に461.75セントまで直近の安値をつけてから出直りの動きとなっている。目先は12日に発表される米農務省の四半期在庫と需給報告が注目されている。

シカゴコーン期近3月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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