（貴金属市場）
２８日の白金標準は、大幅続伸。白金標準の中心限月１２月限は前日比３８円高の４４５１円。
夜間立会の白金標準１２月限は、ＮＹ白金の急伸によって４４６１円まで続伸した。ＮＹ白金の４月限は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に２０２３年９月１日以来の１０００ドル台を回復すると１０１７．０ドルまで急伸した。日中立会は、ＮＹ白金が１０１９ドル台まで上値水準を切り上げると、白金標準は４４７５円まで上げ幅を拡大した。しかし、日中の高値をつけてからは、為替の円高方向の動きが圧迫要因になると白金標準は４４５１円まで水準を切り下げた。
日中のＮＹ白金は、引き続き為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり１０１９．２ドルまで直近の高値を更新している。来年の米国の利下げ観測によって、ドル安基調が続いていることから、今後もＮＹ白金の堅調地合いが想定される。一方、為替のドル安基調によって円相場は円高方向に動きやすく、ＮＹ白金の上昇に対して白金標準は円高基調で上値を抑えられる動きが警戒される。

白金標準の日足チャート

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