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【貴金属市場】金標準は、NY金の強調地合いによって反発

  • 2023/12/22
  • 田澤

(貴金属市場)
22日の金標準は、反発。金標準の中心限月10月限は前日比20円高の9378円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金が上昇する動きの中、為替の円高基調が圧迫要因となって一時9326円まで下落した。NY金の2月限は、米国の長期金利の低下と為替のドル安基調を背景に2058.0ドルまで上昇した。日中立会は、NY金が序盤から強調地合いを維持すると金標準は9398円まで反発した。しかし、その後はNY金の上げ一服によって金標準は9370円台まで上値水準を切り下げた。
日中のNY金は、一時2066.7ドルまで急伸している。前日から為替のドル安・ユーロ高基調が、NY金の支援材料となっている。今晩は、11月の米個人消費支出(PCE)が発表される。米PCEは、米FRB(連邦準備制度理事会)がインフレ指標として重要視していることから、今晩のNY金は米PCEの結果次第となっている。前回と同様に低下傾向となれば、早期利下げ観測が強まると見たい。金標準は、NY金の強調地合いによって反発している。ただ、円相場が一時142円割れまで円高に進む動きを見せており、米PCEの結果次第で、急激な円高の動きが警戒される。よって、NY金と同様に金標準も米PCEの結果に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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