フジトミ証券株式会社は投資サービスをはじめ、保険・環境関連サービスをご提供致します。

株式・FX・商品情報

マーケット情報

株式・FX・商品情報

【貴金属市場】金標準は大幅続伸して、一時9460円台まで上昇

  • 2023/12/20
  • 田澤

(貴金属市場)
20日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月10月限は前日比92円高の9436円。
夜間立会での金標準の中心限月は、NY金の強調地合いと為替の円安方向の動きによって一時9467円まで大幅続伸した。しかし、高値をつけてからは、NY金の上昇と為替の円安基調が一服すると、金標準は9430円前後の水準まで上げ幅を縮小した。NY金の2月限は、米長期金利の低下によって2061ドルまで上昇した後、2050ドル台前半まで上値水準を切り下げた。日中立会は、序盤にNY金が2054ドル台まで上昇すると、金標準は9452円まで買い直された。しかし、その後は為替が円高基調になると、金標準は上げ幅を縮小して9407円まで上値水準を切り下げた。ただ、引けにかけては、為替が円高基調が一服して、金標準は9436円まで買い直された。
日中のNY金は、2050ドル前半を中心とした動きで推移している。米長期金利は低下する動きとなっているが、NY金の反応は今のところ限定的に。市場は、22日に発表される11月の米個人消費支出(PCE)を注目しており、それまでは様子見ムードの展開が想定される。よって、22日の米PCEの発表まで、NY金は2050ドル近辺の動きが続くと見たい。金標準は、為替の円高基調によって、日中は上げ幅を縮小している。まだ、円相場の不安定な動きを継続していることから、急激な相場の動きによる金標準の乱高下に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

一覧へ戻る

各種資料請求・WEBセミナー