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【石油市場】ドバイ原油は、7万4000円台まで続伸

  • 2023/11/30
  • 田澤

(石油市場)
30日のドバイ原油は、続伸。ドバイ原油の中心限月4月限は前日比1390円高の7万4160円。
夜間立会のドバイ原油の中心限月は、WTI原油の波乱の展開に翻弄され7万4130円まで上昇した後、7万2300円まで下落した。しかし、その後は7万3970円まで買い直されるなど乱高下した。WTI原油は、本日開催されるOPECプラスの会合を控え、売り買い交錯する展開となった。WTI原油の1月限は、序盤に77.80ドル台まで上昇したが、その後はOPECプラスの会合を意識した利益確定の売りが膨らみ75.67ドルまで急反落した。しかし、安値をつけてからは、OPECプラスが日量100万バレルの追加減産を検討しているとの一部報道が流れ、WTI原油は78.09ドルまで続伸した。日中立会は、為替の円高基調とWTI原油が77.40ドル台まで反落すると、ドバイ原油は7万3380円まで上げ幅を縮小した。しかし、その後はWTI原油が前日の高値を更新して78.30ドル台まで上値水準を切り上げると、ドバイ原油は7万4290円まで日中の高値を更新した。
日中のWTI原油は78.39ドルまで続伸している。今晩はOPECプラスの閣僚級会合が予定され、海外・国内の石油市場はOPECプラスの会合の結果次第となっている。OPECプラスの会合では、OPECプラスが日量100万バレルの追加減産を検討しているとの一部報道されている。ただ、26日の会合が30日に延期された要因が、減産幅の拡大に対して一部のアフリカ諸国が難色を示したこととなっている。よって、今回の減産幅の拡大に対する産油国の足並みが揃うか不明となっている。ドバイ原油は本日7万4000円台まで続伸する動きとなった。ただ、OPECプラスの結果次第で上下に動く可能性があることから、夜間立会ではOPECプラスの会合の結果を見極めた上で、臨機応変に対処するのが無難としたい。

ドバイ原油の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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