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【貴金属市場】金標準は反発

  • 2023/11/29
  • 田澤

(貴金属市場)
29日の金標準は、反発。金標準の中心限月10月限は前日比62円高の9672円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の急伸によって9678円まで上昇したが、その後は為替の円高基調によって9620円台まで上げ幅を縮小した。NY金の12月限は、米長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって2044.1ドルまで急伸した。日中立会の金標準は、序盤に為替の円高基調が強まると9654円まで水準を切り下げたが、その後はNY金が2050ドル台まで上値水準を切り上げ、金標準は9680円まで上昇した。しかし、日中の高値をつけてからは、NY金の上げ一服と為替の円高基調によって9663円まで上値水準を切り下げる動きも見せた。
日中のNY金は、引き続き米長期金利の低下や為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり2052.1ドルまで続伸している。前日の米FRB(連邦準備制度理事会)のウォラーFRB理事の発言から利上げ打ち止め観測が強まり、米長期金利の低下や為替のドル安・ユーロ高基調は続いている。今晩は、米国の第3四半期のGDPの発表が予定されている。今晩の米GDPの結果が、景気の鈍化を示す内容となれば、利上げ打ち止め観測は更に強まり、NY金の強調地合いが想定される。日中に2052ドル台まで上昇しているが、2050ドルは通過点になる可能性も。金標準は、NY金の上昇によって9680円まで買い進まれている。ただ、為替は円高を継続していることから、NY金の上昇に対する上げ幅を幾分削られる動きが続くと見たい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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