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【貴金属市場】週明けの金標準は反落

  • 2023/11/13
  • 田澤

(貴金属市場)
13日の金標準は、反落。金標準の中心限月10月限は前日比60円安の9459円。
週末の夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の値崩れによって序盤から売りが先行して9418円まで直近の安値を更新した。NY金は、米長期金利の上昇を背景に12月限は1936.9ドルまで崩れた。日中立会は、週明けのNY金が1940ドル台半ばまで反発すると、金標準は9459円まで戻したが、その後はNY金が1938ドル台まで下落すると、金標準も9429円まで売り直された。しかし、NY金の1940ドル割れは一時的となり、再びNY金が1940ドル台を回復すると、金標準は為替の円安基調の動きによって9463円まで下げ幅を縮小した。
週明けのNY金は、1940ドル台を挟んだ動きとなっている。週末の安値水準から出直りの動きを見せているが、米長期金利の上昇によって上値は抑えられている。今週は、14日に米国の消費者物価指数(CPI)と15日に生産者物価指数(PPI)の経済指標の発表が予定されている。両指標ともインフレ関連の重要な指標となっていることから、目先はこのCPIとPPIの発表が注目される。金標準は、NY金の安値からの出直りの動きや為替の円安基調によって9460円台まで戻りを見せている。ただ、為替はドル高基調を継続していることから、今後のNY金の下振れが警戒され、金標準の上値を抑える動きも想定される。よって、為替の円安基調とNY金の下落基調による乱高下に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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