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東京株式市場続伸 引き続き外部要因には警戒が必用
- 2016/06/21
- アジアタイム
日経平均株価は3日続伸し、前日比203円81銭(1.28%)高の1万6169円11銭で取引を終了した。朝方は、円高推移や連騰の反動から売りが先行したものの、英国のEU離脱懸念が和らぎ、為替市場で円高一服感を背景に、買い戻しの動きが徐々に先行する展開となった。前日のNY為替市場では、今晩のイエレンFRB議長の議会証言を控え、ドルがユーロに対し下落。この流れを受けたきょう午前の東京為替市場では、ドル・円が、一時1ドル=103円58銭と16日に付けた直近の円高値103円55銭に迫った。しかし、103円50銭付近でオプション絡みや国内金融機関の買いが合わせて12億ドル相当が観測されると徐々にドル円が堅調に推移し始めた。JPX日経インデックス400も3日続伸し、終値は前日比144.01ポイント(1.25%)高の1万1670.30となった。TOPIXも3日続伸し、14.71ポイント(1.15%)高の1293.90で終え、東証1部の売買代金は概算で1兆7796億円、売買高は17億2232万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1395と全体の71%を占め、値下がりは443、変わらずは121銘柄だった。OSE225先物は、5月31日高値(17260円)からの下落幅の38.2%戻しの16073円や一目の転換線(16040円)もクリアし、大陽線引けとなった。明日以降も、10~13日に空けた「窓」(16270~16450円)や半値戻し(16300円)、25日線(16474円)での攻防を意識しつつ、為替など外部要因を見極めながらの展開か?
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