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【貴金属市場】金標準は、上場来高値を更新した後、40円以上の上げ幅縮小

  • 2023/10/30
  • 田澤

(貴金属市場)
30日の金標準は、4営業日連続で上昇。金標準の中心限月10月限は前日比13円高の9607円。
週末の夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の上昇によって9650円まで続伸した。NY金の12月限は、中東情勢の悪化を警戒した動きによって2019.7ドルまで直近の高値を更新した。日中の金標準は、為替の円安方向の動きによって9651円まで上昇来高値を更新した。しかし、その後は、週明けのNY金が2010ドル割れの動きとなり、為替が円高基調になると金標準は9607円まで上げ幅を縮小した。
NY金は、前週末に直近の高値を更新したことから、週明けは利益確定の売りによって上値水準を切り下げている。まだ、中東情勢の悪化による安全資産の買いは支援材料になるとなるが、今週は31日に日銀金融政策決定会合、11月2日に米FOMC(連邦公開市場委員会)が予定され、両国の金融政策が注目される。目先は、日銀の金融政策決定会合によるYCC(イールドカーブ・コントロール)の再修正されるか注目される。YCCの再修正された場合、ドル/円相場は円高方向に動きやすくなるので、金標準の一段の下落が警戒される。金標準は日中の高値から上値水準を切り下げる展開となっているが、明日の日銀金融政策決定会合の結果に注意したい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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