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【貴金属市場】金標準は、10営業日ぶりに反落

  • 2023/10/23
  • 田澤

(貴金属市場)
23日の金標準は、10営業日ぶりに反落。金標準の中心限月8月限は前日比6円安の9520円。
週末の夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の強調地合いによって9610円まで上場来高値を更新した。しかし、その後は、NY金の値崩れによって9504円まで反落した。NY金の12月限は、中東情勢の悪化による安全資産の買いによって2009.2ドルまで上昇したが、高値をつけてからは、利益確定の売りによって1990ドル割れまで崩れた。週明けの日中立会は、NY金が反落して1975ドルまで下がると、金標準は9448円まで下落した。しかし、日中の安値をつけてからは、NY金の下げ一服の動きから1988ドル台まで戻りを見せると、金標準は9520円まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、朝方に1971.0ドルまで崩れたが、その後は1989.9ドルまで出直りの動きとなっている。チャートは2000ドルの大台から下落しているが、週明けは、長い下髭のロウソク足となり、現在は安値から戻り基調となっている。まだ、イスラエルとイスラム組織ハマスの地上戦での衝突による激化が予測されている。今後も地政学的リスクを背景にNY金の下押し局面は、買い拾われる動きが続くと見る。金標準は、NY金の値崩れによって10営業日ぶりに反落している。しかし、中東情勢の悪化は今後も買い材料となり、NY金と同様に下振れは一時的な動きと想定される。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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