（貴金属市場）
２０日の金標準は、９営業日連続の上昇。金標準の中心限月８月限は前日比１６７円高の９５２６円。
夜間立会の金標準の中心限月は、ＮＹ金の大幅続伸の動きと為替の円安基調によって９５１５円まで上昇した。ＮＹ金の１２月限は、引き続き中東情勢の悪化による安全資産としての買いと為替のドル安・ユーロ高基調によって１９９０．２ドルまで上昇した。日中立会は、ＮＹ金が強調地合いを維持して１９９３ドル台まで上昇すると、金標準は９５４０円まで高値を更新した。本日も強調地合いを継続して、金標準は３日連続で上場来高値を更新している。高値をつけてからは、ＮＹ金の上げ一服の動きによって、金標準は９５１５円台まで上げ幅を縮小したが、金標準の下押しは限定的となり、引けにかけて９５３０円前後まで買い直される動きも見せた。
日中のＮＹ金は１９９４．３ドルまで直近の高値を更新している。引き続き、中東情勢の悪化によって、ＮＹ金の上昇基調は続くと見たい。現状、２０００ドルも視野に入っているが、２０００ドルの大台付近では、売り買い交錯する動きが警戒される。金標準は連日高値更新となっている。まだ、ＮＹ金の上昇と為替の円安基調によって、金標準の上値水準の切り上げが予想される。ただ、ＮＹ金が２０００ドルの大台付近で波乱の展開が警戒されているだけに、金標準も激しい値動きに注意したい。

金標準の日足チャート

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