（貴金属市場）
１３日の白金標準は急反落。白金標準の中心限月８月限は前日比８３円安の４１７４円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、ＮＹ白金の値崩れによって４１６３円まで急反落した。ＮＹ白金の１月限は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に８７１．１ドルまで崩れた。日中立会は、序盤にＮＹ白金が８７５ドル台まで反発すると、白金標準は４１８１円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後、ＮＹ白金が８７１ドル割れまで売り込まれると、白金標準は４１５９円まで日中の安値を更新した。ただ、安値をつけてからは、ＮＹ白金の下げ一服の動きによって、白金標準は再び４１８０円台まで戻る動きも見せた。
日中のＮＹ白金は８７０．６ドルまで下値水準を切り下げている。前日の圧迫要因となった為替のドル・ユーロ相場は、日中はドル安・ユーロ高方向に進んでいるが、ＮＹ白金の反応はイマイチとなっている。このＮＹ白金の動きを踏まえると、８７０ドル割れの動きが警戒される。白金標準は、ＮＹ白金の軟調地合いと日中の為替の円高方向の動きによって、急反落となっている。まだ、ＮＹ白金の下振れが警戒され、白金標準の弱い動きが想定される。

白金標準の日足チャート

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