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【海外商品市況】NY金は続落して、一時1830ドル割れ
- 2023/10/06
(NY貴金属)
5日のNY金は、9営業日連続の下落。NY金期近12月限は前日比3.0ドル安の1831.8ドル、NY白金期近1月限は5.4ドル安の874.2ドル、NY銀期近12月限は同12.7セント安の2101.9セント。
昨日のNY金は、6日の米雇用統計を控えて様子見ムードの中、続落した。NY金の12月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって1843.5ドルまで反発した。しかし、NY金の1840ドル台の動きは一時的となり、その後、米国の利上げ長期間観測による米長期金利の高止まりから、為替がドル高・ユーロ安方向に戻ると、NY金は1830ドルを下抜けして1826.2ドルまで安値を更新した。NY金の12月限の1830ドル割れは2022年11月23日以来となった。ただ、安値をつけてからは、為替が再びドル安・ユーロ高基調となるとNY金は1830ドル台前半まで戻した。
NY白金も4営業日連続で下落した。NY白金の1月限は、NY金と同様に序盤に為替のドル安・ユーロ高基調によって879.4ドルまで反発した。しかし、その後は、為替のドル高・ユーロ安方向の戻りによって860.7ドルまで安値を更新した。ただ、安値をつけてからは、為替が再びドル安・ユーロ高基調に戻ると、NY白金は867ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
5日のWTI原油は続落。WTI原油期近11月限は前日比1.91ドル安の82.31ドル、北海ブレント原油期近12月限は同1.74ドル安の84.07ドル。RBOBガソリン11月限は同0.90セント安の218.90セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同14.91セント安の286.87セント。
昨日のWTI原油は、前日の大幅安の流れを継続して82ドル台前半まで続落した。WTI原油の11月限は、序盤に為替のドル安・ユーロ高基調や自律反発の動きによって84.92ドルまで上昇した。しかし、上昇は一時的な動きとなり、6日の雇用統計を控え利益確定の売りが台頭すると82.30ドル台まで続落した。その後は、売り買いが交錯する展開となり、再び84.50ドル台まで上昇したが、引けにかけて売り圧力が強まり82.15ドルまで安値を更新した。
WTI原油期近11月限日足
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(CBOTコーン)
5日のシカゴコーンは、3営業日ぶりに反発。期先12月限は前日比11.50セント高の497.50セント。
昨日のシカゴコーンは、シカゴ小麦の急伸によって反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤から485セントを中心としたレンジ内の動きとなった。しかし、米国取引時間帯に入るとシカゴ小麦の急伸に引っ張られ、シカゴコーンは買い拾われる展開になると498.50セントまで反発した。上昇局面では、やや強気な週間輸出成約高が支援材料となった。米農務省が発表した米国産トウモロコシの2023~24年度の純成約高は、180万トンと予想レンジの140~200万トンの上限に近い水準となり、シカゴコーンの買い材料となった。シカゴ小麦は、ロシアとウクライナによる黒海経由のウクライナ産穀物輸出を巡る対立が続いている中、南半球の干ばつ懸念によって急伸した。
シカゴコーン期近12月限日足
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