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【海外商品市況】NY金・WTI原油は大幅続落、NY白金も急落

  • 2023/10/03
  • 田澤

(NY貴金属)
2日のNY金は、6営業日連続の下落。NY金期近12月限は前週末比18.9ドル安の1847.2ドル、NY白金期近1月限は29.1ドル安の886.8ドル、NY銀期近12月限は同10.29セント安の2142.1セント。
週明けのNY金は、引き続きドル高基調を背景に大幅続落して、2022年11月30日以来の1850ドル割れとなった。この日、米FRB(連邦準備制度理事会)のボウマンFRB理事が講演で、インフレが依然として高過ぎると述べ「追加利上げが必要となる公算が大きい」と明言した。更に、バーFRB副議長も、「年内あと1回の追加利上げが必要かどうかよりも、どれほど長く十分に景気抑制的な水準で政策金利を維持するかが最も重要な問題だ」と発言した。この米FRB高官の金融引締め局面の長期化を示唆したことによって、米長期金利が上昇して為替はドル高・ユーロ安基調となった。この米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ基調の動きが、NY金の圧迫要因となって12月限は1850ドルを下抜けして1842.7ドルまで直近の安値を更新した。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調によって急落して、890ドル割れとなった。NY白金の1月限は、序盤から為替のドル高・ユーロ安基調を背景に上値水準を切り下げた。その後、米国取引時間帯に米FRB高官の金融引締め局面の長期化を示唆する発言によって、為替のドル高・ユーロ安基調が一段と強まると、NY白金は8月15日の安値890.0ドルを下抜けして884.8ドルまで安値を更新した。

NY金12月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
2日のWTI原油は大幅続落。WTI原油期近11月限は前週末比1.97ドル安の88.82ドル、北海ブレント原油期近12月限は同1.49ドル安の90.71ドル。RBOBガソリン11月限は同1.27セント高の241.22セント、NYヒーティングオイル期近11月限は同7.81セント安の322.25セント。
週明けのWTI原油は、為替のドル高基調を背景に大幅続落した。WTI原油の11月限は、欧州取引時間帯に91.88ドルまで反発した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル高基を背景に割高感によって売られる展開となった。その後、米国取引時間帯に入ると米FRB高官の金融引締め局面の長期化を示唆する発言によって、為替のドル高・ユーロ安基調が一段と強まると、WTI原油は91ドル割れの動きから88.46ドルまで崩れた。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
2日のシカゴコーンは反発。期先12月限は前週末比12.00セント高の488.75セント。
週明けのシカゴコーンは、シカゴ小麦の上昇や輸出需要を背景に反発した。シカゴコーンの12月限は、序盤からシカゴ小麦の上昇に引っ張られ反発する動きとなった。その後、米国産トウモロコシの輸出需要が支援材料になると489.75セントまで上昇した。この日、米農務省は、米輸出業者によるメキシコ向けの2023年~2024年度渡し21万トンの売却を確認した。

シカゴコーン期近12月限日足


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ツイッター:https://twitter.com/@tazawa_fujitomi

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