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【貴金属市場】白金標準は反発して、一時4390円台まで上昇
- 2023/09/22
(貴金属市場)
22日の白金標準は、反発。白金標準の中心限月8月限は前日比32円高の4388円。
夜間立会の白金標準の中心限月は、序盤にNY白金の軟調地合いによって4312円まで下値水準を切り下げた。しかし、安値をつけてからは、NY白金の出直りの展開から、白金標準は4345円まで下げ幅を縮小する動きも見せた。日中立会は、NY白金の戻り基調と為替の円安方向の動きによって、白金標準は寄付きから買われる展開となり、4350円を上抜けした。その後、正午前に日銀の金融政策決定会合で大規模金融緩和の維持が決まると、為替は一段の円安方向に進み、更に、NY白金が934ドル台まで上昇すると、白金標準は4398円まで急伸した。しかし、高値をつけてからは、為替の円安やNY白金の上昇基調が一巡すると、白金標準は4366円まで上げ幅を縮小する動きも見せた。
日中のNY白金は934.3ドルまで反発している。前日の急落に対する自律反発や週末要因による持ち高調整によってNY白金は戻り基調となっている。ただ、為替はまだドル高・ユーロ安基調を維持していることから、NY白金の戻りは限定的になる動きが想定される。白金標準は、日中に為替の円安基調とNY白金の上昇によって夜間の安値から80円以上の上昇となっている。為替の円安基調は白金標準の支援材料になると見たいが、ドル高基調によるNY白金の値崩れが警戒され、白金標準は高値圏からの上値追いは避けるのが無難と見たい。
白金標準の日足チャート
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