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東京株式市場反発 円高一服感と反動買いで
- 2016/06/17
- アジアタイム
日経平均株価は反発し、前日比165円52銭(1.07%)高の1万5599円66銭で取引を終了した。前日の米株の反発や英国のEU離脱懸念の後退観測、円高一服感を背景に買いが先行。本日の日経新聞が「日米欧の主要中央銀行が緊急のドル資金供給の検討を始めた」と報じたことで、英国のEU離脱をきっかけにした世界的な金融市場への懸念がやや後退した。また、財務省と金融庁、日銀が、9時50分から金融市場について意見交換する会合を開くと伝わると急速にドル円が買われる展開となった。しかし、期待された内容がコメントされないと円が強含み日本株は上げ幅を縮小した。一方で、前場から昼にかけて、「金正恩氏死亡説」や「欧州金融機関の信用不安説」が市場に台頭した。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が爆弾テロで死亡したとする説が広がると、ソウル外国為替市場が一時動揺した。このうわさが広がった午前10時47分ごろからウォンが対ドルで急落し、前日終値より6.6ウォン安の1ドル=1178ウォンをつけた。だが、単なるうわさ伝わると市場は急速に安定を取り戻した。死亡説は海外インターネットメディアのイースト・アジア・トリビューンが報じたが、韓国国防部は「事実ではない」と金委員長の死亡を否定した。JPX日経インデックス400も反発し、終値は前日比82.15ポイント(0.73%)高の1万1270.83だった。TOPIXも反発し、9.27ポイント(0.75%)高の1250.83で取引を終了した。東証1部の売買代金は概算で2兆4744億円、売買高は23億9738万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1324と、全体の約68%を占め、値下がりは552、変わらずは83銘柄だった。東証マザーズ指数は続落し、終値は前日比9.23ポイント(0.96%)安い950.33だった。そーせいやアトラエ、インフォテリが軟調に推移した。
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