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英国のEU残留・離脱をめぐる見方に変化?
- 2016/06/17
- アジアタイム
米国株式市場は6日ぶりに反発。S&P500種株価指数は0.3 %上げて2077.99で取引を終了。NYダウは前日比92.93ドル(0.5%)高の17733.10ドルで終え、ナスダック総合指数は0.2%上昇した。日米欧、「ドル緊急供給を検討 英のEU離脱に備え」との報道や、英国でEU残留派の英議員が銃殺されたことから、英国のEU残留・離脱をめぐる見方に変化が起きていることが背景。原油相場は、世界経済の先行き不透明感を背景とした需給緩和懸念に圧迫される形で、NYMEXのWTI先物7月限は前日比1.80ドル(3.75%)安い1バレル=46.21ドルで終了。終値ベースで5月13日以来の安値となった。NY外国為替市場でも円が対ドルで上昇した。日本銀行が追加緩和を見送ったことで、欧州の取引時間帯には、2014年8月以来の高値を付けた。CME225先物9月限日経先物(円ベース)の清算値は前日比300円安の15565円(安値15230円)。同日の大証終値(15370円)比195円高だった。出来高は77193枚。本日のOSE225先物は反発で始まったあと、為替相場を睨みながらの展開か!?日経新聞の「日米欧、ドル緊急供給を検討」との報道はポジティブに市場は捉えそうだ。しかし、ドル円はいまだ104円台での推移で、「Brexit(ブレグジット)」懸念でポジションを大きく傾けることが出来ないの現状か!?大引けでは日本株ETF「ウィズダムツリー・ジャパン・ヘッジド・エクイティ・ファンド」とFTSE関連指数の定期見直しに伴うリバランスが発生する。大引けの商いはそれなりには膨らむ可能性が高い。
【買い材料】
・日銀による追加緩和政策への期待
・英中銀、市場混乱回避へ臨時の資金供給
・「日米欧、ドル緊急供給を検討 英のEU離脱に備え」 報道
・米国株式市場-6日ぶり反発 ダウ168ドル安から切り返す
・NYダウは上昇(17733.10、+92.93)
・ナスダックは上昇(4844.92、+9.98)
・CME225先物は大阪取引所比で上昇(15565、+195)
・恐怖指数VIXは19.37、前日比低下
・5月の欧州新車販売14.7%増
・5月の米消費者物価0.2%上昇
【売り材料】
・英国のEU離脱リスク
・欧州株式市場-反落、リスク資産は敬遠
・NY原油先物-続落、英EU離脱懸念でリスク資産に売り(46.21、-1.80)
・NY金先物-続伸、米金利据え置きやリスクオフで
・日米政策変更見送り
【その他注目点】
・NY為替-円買い先行後に調整、ドル円は104円前半(104円35-45銭)
・米債券市場-米長期債利回り、一時12年8月以来の低水準
・欧州債-続伸、金融市場全体がリスクオフムード
・CRB指数-続落 綿、ニッケルが上昇 原油、暖房油が下落
・EU残留派の英女性議員、銃撃され死亡
・都知事選、7月14日告示 31日投票の見通し
・やまみが東証ジャスダックに新規上場
08:50 資金循環統計速報(1-3月、日銀)
17:00 欧・経常収支(4月)
21:30 印・外貨準備
21:30 米・住宅着工件数(5月)
21:30 米・住宅建設許可件数(5月)
《決算発表》
サンオータス、プレミア投資法人、サッポロドラッグストアーなど
《米決算発表》
オラクルなど
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