マーケット情報
株式・FX・商品情報
ドル/円は一晩中乱高下!
- 2016/06/17
- NYタイム
★欧州市場序盤では、一時103.54円まで下落するもドル/円の値動きが一旦落ち着く一方、ポンド/ドルが乱高下していて、来週の23日の英国民投票に向けて、変動率が一段と上昇しており、ポンド相場主導で為替の激しい値動きが続くと警戒する声が少なくない。欧州株が下げ渋るなか、ドル/円はドル買い戻しの流れが持続、103.54円前後から104.20円台に下げ幅を縮小したが、、ドル戻り売りも根強い。しばらくは菅官房長官の円高けん制発言を切っ掛けとしたショートカバーの流れが継続した。5月米消費者物価指数(CPI)や前週分の米新規失業保険申請件数は予想より弱い結果となった一方、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想より強い内容となった。強弱入り混じる結果となった。日経平均先物やNYダウも軟調推移したことをながめ、リスク回避の売りが強まった。銃撃されたジョー・コックス英下院議員が死亡したことで『英国のEU離脱の是非を問う国民投票が延期される』との噂を切っ掛けにリスクオフの巻き戻しが広がった。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となった。また、市場では『同情票が残留支持に向かい、残留派が勢いを盛り返す可能性がある』との指摘もあり、ポンドが買い戻された。NYダウが一時160ドル超下落から70ドル超上昇したことも買い戻しを誘った。