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【貴金属市場】金標準は、続伸して一時8950円台まで上昇

  • 2023/08/24
  • 田澤

(貴金属市場)
24日の金標準は大幅続伸。金標準の中心限月6月限は前日比51円高の8949円。
夜間立会の金標準の中心限月は、NY金の大幅上昇の動きによって8918円まで続伸したが、その後は、為替の円高方向の動きによって上げ一服の展開となった。NY金は、弱気な米経済指標を受けて米長期金利が低下すると、NY金の12月限は1949.7ドルまで大幅上昇した。日中立会は、序盤に為替の円高基調によって、金標準は8906円まで上げ幅を縮小した。しかし、金標準の下押しは限定的となり、その後、NY金の続伸と為替の円安方向の戻りによって、金標準は8958円まで大幅続伸した。
日中のNY金は、9営業日ぶりに1950ドル台を回復すると1951.2ドルまで上昇している。為替のドル安・ユーロ高基調がNY金の支援材料に。今晩は、米国の新規失業保険申請件数や米FRB(連邦準備制度理事会)の要人発言が予定されている。ただ、明日のジャクソンホールの会議を控え、NY金は持ち高調整の動きによって1950ドル前後でのレンジの動きが想定される。金標準は、日中に8950円台まで上昇している。NY金の強調地合いや為替の円安基調の動きによって、金標準の堅調地合いが続くと見たい。目先の上値目途は7月6日の高値8962円となっているが、この水準を上抜けすると8月1日につけた上場来高値9010円となってくる。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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