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豪ドル/円のバンド幅の初動!
- 2016/06/16
- アジアタイム
★豪ドル/円のボリンジャーバンド(パラメータ:20、±1、±2)では、バンド幅がかなり縮小していたが、徐々に拡大方向になってきている。ボリンジャー%B(パラメータ:20、2、5)でも、かなりの低水準からボリンジャー%Bが上向きになりつつある。このオシレータは、バンド幅が拡大すると上昇するというもので、バンド幅が広がりつつあることを意味する。
現在の価格もマイナス2σを下回るような状況となっていることから、マイナス2σをバンドウォークする可能性が高まってきた。バンド幅拡大の初動なので、このままバンド幅が拡大するということは、下落基調が強まる可能性が高いということになる。
NY原油も一時50ドルを超えたものの、時間外取引では47ドル半ばまで下落している。そのため、資源国通貨にとっては、売られやすい展開となる。
そういう意味では、値頃感による豪ドル買いはリスクが高まっていることになる。
日銀金融政策決定会合で、追加緩和が見送られてことで失望感から大きく下落しているが、下げ止まりのシグナルが出るまでは売り目線となる。15:30から黒田日銀総裁の会見があるが、その時間帯には欧州勢も参加してくることから、もう一段の下げには注意が必要となる。