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ドル/円は英国世論調査に振り回される!
- 2016/06/14
- NYタイム
★欧州序盤では、アジア市場で加速した、ブレグジット懸念を背景とするリスク回避の動きが一服した。欧州株が下げ幅広げ、日経先物も失速するなかリスク回避の動きが再燃した。また、時間外米10年債利回りが再び下げは幅を広げたことにドルの上値を圧迫した。欧州市場中盤では、NY勢参入を控え、ドルは全般的にもみ合い相場となり、106.00円付近で推移した。その後、最新の英世論調査で、残留支持が離脱支持を上回ったとの噂が広まり、ポンド買いにつながった。NYダウもプラス圏に浮上したほか、日経先物が持ち直したことでドルの買い戻しが加速した。一時106.55円まで上げたものの、ICMが実施した英世論調査で『EU離脱支持47%、残留支持53%』と伝わったものの、直ぐに『離脱支持が53%、残留支持が47%』と訂正されたため、NYダウが再び下落し、ドル/円にも売りが出た。その後は、新規材料難のなか、NY時間午後に入り値動きが細った。