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昨年の6月限以来の低調なメジャーSQ売買
- 2016/06/10
- アジアタイム
日経平均株価は続落し、前日比67円05銭(0.40%)安の1万6601円36銭で取引を終了した。前日の欧米株式市場の下落や原油安を嫌気した売りが観測され、一時下げ幅を170円超まで拡大し、節目の1万6500円を下回る場面も観測された。来週に米FOMCや日銀金融政策決定会合を控え、総体的には様子見ムードが漂う展開だった。JPX日経インデックス400は続落し、終値は前日比62.22ポイント(0.52%)安の1万1981.60で終了した。TOPIXも続落し、終値は同6.69ポイント(0.50%)安の1330.72。SQ算出に絡む売買もあり、東証1部の売買代金は概算で2兆4548億円と2兆円台に乗せ、売買高は22億721万株。東証1部の値下がり銘柄数は1182と全体の6割強を占め、値上がりは615、変わらずは161銘柄だった。
OSE日経先物9月限は続落し、60円安の16530円で終えた。売買高は3万2875枚。6月SQ値は前日比-29.30円の16639.11円で、5月SQ値(16845円)を下回った。SQ算出では、市場推定で1銘柄当たり売りが約87万株、買いが90万株となり、約80万株の売り買いだった昨年の6月限以来の100万株割れとなる低調なメジャーSQ売買となった。テクニカル的には、OSE225先物は下ヒゲの長い小陰線引けとなった。一目均衡表の雲の下限(16545円)を終値ベースで下回ったため、地合いの弱さがうかがえる。週足では2週ぶりの陽線引けだけに、6日の安値(16300円)を下回らない限り底割れはないと期待したいところだ。レジスタンスラインの攻防としては26週線の16887円に注目。クリア出来れば5月31日高値の17260円を試す場面も期待できそうだ。為替相場次第といったところか!?
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