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東京株式市場3日ぶりの反落 円高や機械受注下振れを嫌気
- 2016/06/09
- アジアタイム
日経平均株価は3日ぶりに反落し,前日比162円51銭(0.97%)安の1万6668円41銭で取引を終了した。為替市場で円高・ドル安が進行し、輸出関連株を中心に売りが先行した。一方で、原油市場の上昇が資源関連株の買いを誘い、相場全体を下支えする展開となった。前場、東京株式市場の話題を誘ったのが、昨晩のウォール・ストリート・ジャーナルの報道(A Bearish George Soros Is Trading Again)「弱気のソロス氏がトレーディング再開」だった。株売りのポジションを取りつつ、金や金鉱株を買っているとの内容だった。NY金先物がGLOBEXの時間外取引で1269.0ドルまで上昇し、前日高値(1267.2ドル)を突破して堅調し、東京株式市場でも住友鉱(5713)が逆行高となったことで噂が噂を呼んだ展開だった。寄り前に内閣府が発表した4月の機械受注は、前月比11%減と市場予想の3%減から下振れた。マイナスは2カ月ぶりとなり、企業の設備投資が減速であることが示された。
JPX日経インデックス400も3日ぶりに反落し、終値は前日比130.69ポイント(1.07%)安の1万2043.82だった。TOPIXも3日ぶりに反落し、終値は同13.56ポイント(1.00%)安の1337.41。東証1部の売買代金は概算で1兆7853億円、売買高は16億8404万株、値下がり銘柄数は1280と全体の65%を占め、値上がりは541、変わらずは136銘柄だった。あす10日には株価指数先物・オプション6月限の特別清算指数(SQ)算出を控える。
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