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東京株式市場もみあう展開か 為替相場を睨み
- 2016/06/08
- アジアタイム
S&P500種は過去最高値付近で推移するものの引けにかけて失速し、前日比0.1%高の2112.13で取引を終了。NYダウは17.95ドル(0.1%)上げて17938.28ドル。一時は4月以来で初めて1万8000ドルを上回る場面も観測された。原油相場の上昇が手掛かりとなり、エネルギー関連株が堅調に推移した。昨年11月以来の高値。S&Pエネルギー株指数 は2.1%上昇。個別銘柄ではエクソンモービル が1.5%上げた。エネルギー省が今夜発表する週間在庫統計では3週連続での在庫減少が市場では予想されている模様だ。 NYMEXのWTI先物7月限は前日比67セント(1.35%)高い1バレル=50.36ドルで終了。年初からは36%の値上がりとなった。金融政策当局よる引き締めに圧力がかかるとの見方が台頭し、NY為替市場では、ドルは主要通貨と新興市場通貨の大半に対して下落。東京為替市場でも動向が気になるポンドが堅調に推移。最新の英世論調査でEU残留支持派がわずかに優勢となったことが支えになった模様だ。OSE225先物委6月限ナイトセッションでは、16850円(18:39)に上昇する場面もあったが、為替市場でドル円が107円15(23:57)まで下落する局面で、CME225先物の清算値(円建)はOSEの日中終値比で10円高の16710円となった。OSE225先物6月限ナイトセッションの取引高は2万1021枚、9月限が1万3430枚、限月間取引が9755枚と、ロールオーバーが中心となった。本日の日経平均は、米S&P500の過去最高値更新が射程に入り追い風になる可能性も否めないが、メジャーSQ算出を控え5月限のSQ値(16845円67銭)、もしくは前回のメジャーSQ値(3月限:16586.95円)を意識しての展開か!?
【買い材料】
・日銀による追加緩和政策への期待
・米国株式市場-S&P500は史上最高値まで0.5%に迫る
・NYダウは上昇(17938.28、+17.95)
・欧州株式市場-堅調、米利上げ見送り観測で
・NY原油先物-続伸、年初来高値を更新(50.36、+0.67)
・CME225先物は大阪取引所比で上昇(16710、+10)
・大手企業の夏賞与、8年ぶり高水準
・日本とモンゴルの経済連携協定(EPA)発効
【売り材料】
・世銀、世界経済の見通しを下方修正
・三菱UFJ銀、国債入札の特別資格返上へ
・ナスダックは下落(4961.75、-6.96)
・NY為替-ドル円失速、米利回りの低下で
・英国のEU離脱リスク
・恐怖指数VIXは14.05、前日比上昇
・中国の5月外貨準備高が279億米ドル減少、前月割れは3カ月ぶり
・人民元の7日の中間レートは1米ドル=6.5618元、前日比で0.184%元安
・英外務省、サッカー欧州選手権(ユーロ2016)がテロの標的となると警告
・5月都内の倒産件数6%増
【その他注目点】
・米債券市場-米利回り低下、独長期債利回りは過去最低に
・欧州債-独長期債利回りは過去最低を更新
・CRB指数-続伸 暖房油、ニッケルが上昇 銅、銀が下落
・NY金先物-小幅安、安値からしっかりと切り返す
・中国、鉄鋼過剰生産能力の削減を確約=米財務長官
08:50 国際収支(4月) 23079億円 29804億円
08:50 GDP改定値(1-3月) 2.0% 1.7%
08:50 貸出・預金動向(5月、日本銀行)
08:50 対外債務(3月末一次推計、2015年12月末二次推計、日本銀行)
08:50 対外資産負債残高(3月末一次推計、2015年12月末二次推計、日本銀行)
13:30 特定サービス産業動態統計(4月)
13:30 企業倒産(5月) -7.08%
14:00 景気ウォッチャー調査(街角景気5月調査)
16:15 スイス・消費者物価指数(5月)
17:30 英・鉱工業生産指数(4月)
18:30 南ア・GDP(1-3月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
21:00 ブ・拡大消費者物価指数(IPCA)
23:00 米・JOLT求人件数(4月)
《決算発表》
アルトナー、ストリーム、コーセーアールイー、イムラ封筒、イハラケミカル工業、シーシーエス、トーホー、東京楽天地
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