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伊勢志摩サミットが開幕される中 「円売り+日本株買い」のポジションのアンワインドが観測

  • 2016/05/26
  • フジトミ証券
  • アジアタイム

 日経平均株価は小幅に続伸し、終値は前日比15円11銭(0.09%)高の1万6772円46銭で取引を終えた。原油、欧米株高を背景に東京株式市場は買い先行で始まり、日経平均株価は朝方に1万6957円と心理的節目の1万7000円に接近したものの、為替相場で円高・ドル安に急速振れたことで、「円売り+日本株買い」のポジションのアンワインドを誘発させ、上げ幅を縮小させた。消費増税を含めた国内の経済政策の方向性や、週末のイエレン米FRB議長の講演を見極めたいとする様子見ムードが台頭し、動意薄の展開だった。JPX日経インデックス400は小幅に反落し、前日比4.37ポイント(0.04%)安の1万2114.06で取引を終了。TOPIXの終値は前日比0.01ポイント安の1342.87だった。東証1部の売買代金は概算で1兆8343億円と、2兆円の大台を6日続けて下回った。売買高は17億6943万株で、東証1部の値上がり銘柄数は930、値下がりは844、変わらずは179だった。主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)が今日から開幕された。世界経済の下支えに向けた財政出動や構造改革などの政策手段をめぐり討議される。

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